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医師の当直業務(序文)

医師の当直業務に関しては、前トピック同様、労働基準法第41条により労働時間と見なさない運用が慣習的になされている。

この当直業務が多くの問題を持つ事は、現場で働く医師達にとっては周知の事実である。以前は、医師が労働問題の提起をすると、やれ、アカだとかアオだとか陰口を叩かれ、この問題を提起するのは、労働組合や、その方面の団体が主流であった。

しかしながら、近年、医療崩壊の兆候を受け、この種の発言が個人の医師からも見られ、各地の掲示板では、さらに多くの声が発せられている。(Wikipediaでは、パートタイム当直医の項にうまく現状がまとめられている)

労働安全衛生法上は、病院も産業医をおかなければならない一事業場であり、医師の過労と直結するこの問題は、産業医学的にも、関わりを避けては通れない問題である。

労働基準法 第41条(労働時間等に関する規定の適用除外)
この章、第六章及び第六章の二で定める労働時間、休憩及び休日に関する規定は、次の各号の一に該当する労働者については適用しない。
別表第一第六号(林業を除く。)又は第七号に掲げる事業に従事する者
事業の種類にかかわらず監督若しくは管理の地位にある者又は機密の事務を取り扱う者
監視又は断続的労働に従事する者で、使用者が行政官庁の許可を受けたもの

医師の当直業務は、この労働基準法第41条第3号が適用されていると考えられる。これについては、労働基準法施行規則に次のようにある。

労働基準法施行規則 第34条
 法第41条第三号の規定による許可は、従事する労働の態様及び員数について、様式第十四号によつて、所轄労働基準監督署長より、これを受けなければならない。

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» 休憩について [休憩]
休憩時間とは、労働者が権利として労働から離れることを保証された時間のことです。 そのため、手待ち時間などは労働者が自由に時間を利用することができないため休憩時間ではありません。 ... [続きを読む]

受信: 2007/02/07 11:22

» 適用除外 [適用除外]
次の労働者は、労働基準法の労働時間、休憩、休日に関する規定の適用が除外されています。 その理由は労働時間、休憩、休日に関する労働基準法の規定を適用することが不適当と認められ、またこれらの規定を除外しても労働者の保護に欠ける事がないためです。 ... [続きを読む]

受信: 2007/02/08 16:22

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