« 有害業務の定義 | トップページ | 放射線障害防止法 »

有害業務の定義(S42安発23)

前回の記事では、何が言いたいか、ピンと来なかったのではないかと思います。 例えば、アセトンを使っていて、有機溶剤健診をしている人は、年2回一般健診をしなくてはいけないと、僕は思いこんでいました。

しかし、法律を参照していくと、どうやら、「必ず」では無いように思えます。もちろん、何かの通達を見逃して、間違えている場合もありますので、その場合、是非、コメントしていただけると助かります。

さて・・・こんな細かいことではありますが、真剣に考えていくと、安衛則45条の定義が疑問となってきます。 例えば、ルのその他これらに準ずる有害物ってなんだぁ~? 安衛法便覧を見てもなかなか書いてありません。

そして、探し当てたのが次の通達。
安衛則第13条第1項第2号の業務(S42安発23)

労働基準法施行規則第18条、女子年少者労働基準規則第8号現行=年少者労働基準規則第8条および、労働安全衛生規則第48条現行=労働安全衛生規則第13条第1項第2号の衛生上有害な業務の取扱基準については下記の通り決定したが、女子年少者労働基準規則第8号第33号)現行は筆者には不明及び労働安全衛生規則48条(ヲ)現行は筆者には不明の有害物その他これに準ずる有害物の範囲及びこれが取扱基準については、本通牒(九)と同一に取り扱われたい。なお女子年少者労働基準規則第8条及び労働安全衛生規則第48条の中、下記以外の有害な業務の取扱基準については追って通牒の予定であるから念の為。
(一) 多量の高熱物体を取扱う業務及び著しく暑熱な場所における業務
(1) 高熱物体を取扱う業務とは、溶融又は灼熱せる鉱物、煮沸されている液体等摂氏100度以上のものを取り扱う業務をいう。
(2) 著しく暑熱な場所とは、労働者の作業する場所が乾球温度摂氏40度、湿球温度摂氏32.5度、黒球寒暖計示度摂氏50度又は感覚温度32.5度以上の場合をいう。
(二) 多量の低温物体を取扱う業務及び著しく寒冷な場所における業務
(1) 低温物体を取扱う業務とは、液体空気、ドライアイスなどが皮膚にふれ又はふれるおそれのある業務をいう。
(2) 著しく寒冷な場所とは、乾球温度摂氏零下10度以下の場所を言う。空気の流動ある作業場では気流1秒あたり1メートルを加うる毎に乾球温度摂氏3度の低下あるものとして計算する。
(3) 冷蔵倉庫業、製氷業、冷凍食品製造業における冷蔵庫、貯氷庫、冷凍庫等の内部における業務等が本号に該当する。
(三) ラジウム放射線、エックス線、その他の有害放射線にさらされる業務
(1) その他の有害放射線とは紫外線、可視光線、赤外線等であって強烈なもの及びラジウム以外の放射能物質例えば、ウラニウム、トリウム等よりの放射線をいう。
(2) 従って本号にいう業務とはラジウム放射線、エックス線、紫外線を用いる医療、検査の業務、可視光線を用いる映写室内の業務、勤続土石溶融炉内の監視の業務等である。
(四) 土石、獣毛等のじんあい又は粉末を著しく飛散する場所における業務
(1) 土石、獣毛等のじんあい又は粉末を著しく飛散する場所とは、植物性(綿、糸、ぼろ、木炭等)動物性(毛、骨粉等)鉱物性(土石、金属等)の粉じんを、作業する場所の空気1立方センチメートル中に粒子数1,000個以上又は1立方メートル中に15ミリグラム以上含む場所をいう。
(2) 特に遊離けい石50パーセント以上を含有する粉じんについてはその作業する場所の空気1立方センチメートル中に粒子数700個以上又は1立方メートル中10ミリグラム以上を含む場所をいう。
(五) 異常気圧下における業務
高気圧下における業務
(1) 潜函工法、潜鐘工法、圧気シールド工法その他の圧気工法による大気圧をこえる圧力下の作業室、シャフト等の内部における業務
(2) ヘルメット式潜水器、マスク式潜水器その他の潜水器(アクアラング等)を用い、かつ、空気圧縮機若しくは手押しポンプによる送気又はボンベからの給気を受けて行う業務(女子年少者労働基準規則現行=女性労働基準規則第9条に関しては、水深10メートル未満の場所における業務は、違法として取り扱わないこと。)
低気圧下における業務
海抜3,000メートル以上の高山における業務(女子年少者労働基準規則第9条に関しては、屋内における業務は違法として取り扱わないこと。)
(六) さく岩機、鋲打機等の使用によって、身体に著しい振動を与える業務
(1) 衝程70ミリメートル以下及び重量2キログラム以下の鋲打機はこれを含まない。
(2) 前号以外のさく岩機、鋲打機等を使用する業務はすべて本号に該当する。
(七) 重量物の取扱い等重激な業務
(1) 重量物を取扱う業務とは、30キログラム以上の重量物を労働時間の30パーセント以上取扱う業務及び20キログラム以上の重量物を労働時間の50パーセント以上取扱う業務をいう。
(2) 過激な業務とは前号に準ずる労働負荷が労働者にかかる業務をいう。
(八) ボイラー製造等強烈な騒音を発する場所における業務
強烈な騒音を発する場所とは作業場に100デシベル以上の強さの騒音のある場所をいう。
(九) 鉛、水銀、クローム、砒素、黄燐、弗素筆者注:現行安衛則では弗化水素、塩素、塩酸、硝酸、亜硫酸、硫酸、一酸化炭素、二硫化炭素、青酸、ベンゼン、アニリンその他これらに準ずる有害物の粉じん、蒸気又はガスを発散する場所における業務
(1) 本号の場所とは作業場の空気がこれらの物質のガス、上記又は粉じんを次の限度以上に含有する場所をいう。
鉛(1立方メートル中0.5ミリグラム)水銀(1立方メートル中0.1ミリグラム)クローム(1立方メートル中0.5ミリグラム)砒素(1)黄燐(2)弗素(3)塩素(1)塩酸(10)硝酸(40)亜硫酸(10)硫酸(1立方メートル中5ミリグラム)一酸化炭素(100)二硫化炭素(20)青酸(20)ベンゼン(100)アニリン(7)
単位は特記しないものについては100万分の1単位とする。
(2) その他これに準ずるものとはつぎのものをいう。
鉛の化合物、水銀の化合物(朱のような無害なものを除く)燐化水素、砒素化合物、シアン化合物、クローム化合物、臭素、弗化水素、硫化水素、硝気(酸化窒素類)アンモニヤ、フォルムアルデヒド、エーテル、酢酸アミル、四塩化エタン、テレビン油、芳香族及びその誘導体、高濃度の炭酸ガス、但し分量軽少で衛生上有害でない場合はこれを含まない。

|

« 有害業務の定義 | トップページ | 放射線障害防止法 »

法令」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59807/11583006

この記事へのトラックバック一覧です: 有害業務の定義(S42安発23):

« 有害業務の定義 | トップページ | 放射線障害防止法 »